インタビュー

6年間の不妊治療を経て「里親」となった漫画家:古泉智浩さんロングインタビュー

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「里親」として感じた育児の難しさは?


今のところ難しさを感じた事はないですね。
児童相談所が手厚くケアしてくれ、保険師さんも定期的に訪問に来てくれますので普通の親より楽にやっている気がします。

実は今預かっている子のほかに、もう一人赤ちゃんを預かった事があったんです。
一時的だったんですが、乳飲み子が二人いるのは本当に大変で。。。

当時は子どもは何人いてもいいと思っていたのですが、この子が最初に来てくれた子ほどあまりかわいいとは思えなかったんです。。。
結局8日間だけ預かって他の里親さんの家に引き取られていきました。

別れ際には急に寂しさがこみ上げてしまってつい泣いてしまいましたが…

公園などでママさんたちとの交流は?

何気ない会話の中で「どこで産んだの?」、「パパ似?ママ似?」などと聞かれた場合どのように答えますか?


そういうときはしれっと「パパ似です」とか答えちゃいますね(笑)
そんなにたくさんの人にいちいち事情を説明しなくてもいいと思うんです。

うちは近所や親戚には隠さずに言ってしまっているので、もしバレたら「えへへ」ぐらいで(笑)。うちは基本的に隠そうとせずにオープンな風潮があるもので。

保育園・幼稚園はどうされますか?


3〜4歳ぐらいになったらと考えていますね。なんせ王様体質なもんで(笑)

うちではみんながはいはいと言う事を全部聞いちゃってるんでこれはよくないなと。

世の中そんなにうまくいくわけではないんだぞということを教えてあげないとならないですよね。
本当なら今年申し込んでおけば良かったかなと思っています(笑)

お子さんの名前はどうされていますか?


名前は戸籍上、実親さんがつけられた名前になります。
ただ生活上いろいろと不便なことが多いので僕たちの名字+本名と同じ音の名前を使い、通り名をつかっていますね

自治体の対応について違いはあるのか?


地域によってどう違うのかはよくわからないですが、僕のお世話になっている自治体は結構手厚いみたいです。
よく耳にするのは熊本、愛知、大阪が熱心に取り組んでいるとは聞きますね。

地域の違いというよりは「人」かもしれませんね。
スタッフがどれだけ熱意をもっているかが重要だとはおもいます。
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公開日:2016/06/01