おむつはずれQ&A

Q.布おむつのほうが早くはずれるの?

A.布おむつと紙おむつで、おむつがはずれる時期も、トレーニングの進め方も違いはありません。「布おむつはめんどうだけど安い」「紙おむつは便利だけど高い」など特性を比べてみて、使いやすい方を選ぶといいでしょう。

おむつの素材よりも、おむつが汚れたらこまめに交換し、「きれいにしようね」などと言葉をかけてあげるほうが大切です。「おむつを替えると気持ちいい」という感覚を知ることが、おむつはずれにつながります。最近の紙おむつは吸収力もよくなっていますが、おしっこをしたら、こまめに新しいおむつに替えてあげましょう。

Q.トレーニングパンツと普通のパンツ、どちらがいいの?

A.子どもの性格や家庭環境によって状況が異なるので、どちらの方がいいということはありません。濡れた感覚を実感したほうが早くトレーニングが進む子もいれば、ぜんぜん効果がない子もいます。

また、失敗した経験が成功に結びつく子もいれば、結びつかない子もいます。カーペット敷きの部屋で床を濡らすと困る場合は、パンツ型の紙おむつを使ってトレーニングを進めることもできます。

いちばん大事なのは、親子ともにストレスを感じない方法で取り組むこと。自分たちにぴったりの方法を選んでくださいね。

Q.オマルに慣れると、トイレでしなくなるのでは?

A.オマルで始めても、必ずトイレでできるようになるので大丈夫。オマルに慣れて成功率が高くなったら、オマルをトイレにおきます。用を足したあとは、おまるにたまったおしっこやうんちをトイレに流すところを見せて、「おしっこやうんちはトイレに流すもの」と教えてあげましょう。

次に補助便座を使ってトイレでするようにさせるとスムーズに移行できます。家庭環境に合わせて、オマルは使わなくてもOKです。

Q.トイレに座らせても出ないのに、便座からおりた途端おもらしするのはなぜ?

A.緊張すると、括約筋が収縮しておしっこが出なくなってしまいます。子どもがトイレに座ると「おしっこしなくては!」と緊張し、便座からおりた途端にほっと気がゆるんでしまうため、おもらししてしまうのでしょう。

トイレにすわったとき、「出なくてもいいよ」と声をかけ、リラックスさせてあげるうちに成功するようになりますよ。おもらししてしまった場合も、「トイレでできてよかったね。次は座ってできるといいね」と怒らず声をかけてあげましょう。

Q.保育園ではトイレでできるのに、家でできないのはどうして?

A.保育園では、お散歩前、ごはん前、昼寝あとなど、生活のリズムに合わせてみんなでトイレに行くことが多いので、タイミングが合いやすいのでしょう。どんなタイミングでトイレに行っているのか、保育園の先生に聞いて、同じようにトイレに誘ってみましょう。

家で過ごす休日は、起床時間やお昼寝時間など、平日とは生活のリズムも違っていることも原因かもしれません。でも、保育園でできるのなら、ゴールはもうすぐ。ゆっくり見守ってあげて!

Q.昼間はおむつがはずれたのに、おねしょがなくなりません

A.夜のおむつはずれと昼のおむつはずれは別なものです。おねしょは、睡眠中に尿を濃くして量を減らす抗利尿ホルモンが分泌されるようになると、自然になくなります。

このホルモンが睡眠中に働き始める時期に個人差があるので、昼はおむつがはずれたのになかなかおねしょがなくならないという子もいるのです。

おねしょは体の成長とともに解決していくので、怒らず、焦らず見守ってあげましょう。夜中にトイレに起こすと、ホルモンの分泌を妨げることになるのでNG。朝までぐっすり寝かせてあげましょう。

Q.男の子のおしっこの仕方がわかりません

A.2~4歳の頃は、おちんちんの長さが短くて立ちションはやりにくいので、女の子と同じように座ってするのがいいでしょう。

おしっこをしたあとは、おちんちんの先端をペーパーでぽんぽんと拭いてあげます。立ちションをするときは、子どもの背丈にあった便器で、下腹部をかなり突き出さないとうまくいきません。

立ちションの仕方は、ママが腰をぐっと前に突き出してあげて、おちんちんに手を添え「こういうふうに持つんだよ」と教えてあげましょう。

おちんちんを振って水滴を切る方法は、パパにやってみせてもらうといいかもしれませんね。男の子はいずれ立ちションをするようになりますが、それまではおしっこしやすいスタイルでOK。

Q.娘におしりの拭き方をどうやって教えたらいいですか?

A.肛門から膣や尿道に雑菌が入るのを防ぐため、女の子のおしりを拭くときは必ず前から後ろに向かって、ゴシゴシせずやさしく拭き取ること。

でも、小さいうちは手が短いので子どもだけで上手に拭くのは難しいでしょう。正しい拭き方とトイレのあとにおしりを拭く習慣をつけさせて、仕上げはママが担当。

特に排便時は、ママがおしりをチェックして、きれいに拭いてあげて。

Q.反抗期なのか、トイレに行くのを嫌がります

A.なんでも「イヤイヤ」になってしまう反抗期。おむつはずれのトレーニングも、「イヤ!」になってしまったときは、無理に連れていこうとすると逆効果。

本人の気が変わるまで、思い切ってトレーニングはお休みに。トイレのことは持ち出さず、2週間くらいしたら、また誘ってみましょう。嫌がられたらまたしばしお休みを。そのうちにやる気が出てきますよ。

Q.ママの妊娠・出産で後戻りしてしまいました

A.下の子の誕生で、上の子が赤ちゃん返りをするのはよくあることです。ママにかまってもらいたくて、赤ちゃんと同じようにおむつをしたがったり、おっぱいを飲みたがったり。ママも余裕がなくて大変なときだと思いますが、「自分でできるでしょう」と突き放さずに、かわいがって相手をしてあげましょう。

そのうちに少しずつ落ち着いてきて、お兄ちゃん、お姉ちゃんの自覚も芽生えてきます。おむつはずれも、本人がやる気になるのを待ちましょう。トレーニングを再開したら、意外にスムーズに卒業できるかもしれませんよ。

Q.うんちのおむつはずれはどうやって教えるの?

A.うんちはおしっこに比べてデリケートです。がまんすることができるので、トレーニングをすると便秘になることもあるので要注意。決まった姿勢や場所でないと、いきみにくいという子も多いので、その子自身がやりやすい方法でやらせてあげましょう。

また、足が届かないと踏ん張りにくいので、トイレに踏み台を用意してあげるといいですよ。

最初はカーテンの陰でおむつやパンツにうんちをしてしまうことがありますが、そんな時は「出てよかったね」と言ってトイレに一緒にボトンと落とし、「うんちさん、バイバイ」と流します。そのうちに、自然とトイレでできるようになりますよ。

Q.家ではできるのに、外ではおもらししてしまいます

A.トイレの場所がわからなくて間に合わなかったり、何かに夢中になっていて忘れたり、外出先での失敗はよくあることです。不安なときは、外出時だけパンツ型の紙おむつにしたり、外出先ではトイレの場所を確認しておいて、早めに誘うなどの配慮をしてあげましょう。

家ではおむつがはずれていたのですから、失敗したときは子どもも傷つきます。けっして怒らず、「間に合わなかったね。次は早めに行こうね」とやさしく声をかけてあげましょう。

Q.4歳になったのにおむつがとれなくて悩んでいます

A.おむつはずれは、膀胱の容量が増え、ある程度おしっこをためられるようになり、自分で尿道や肛門の筋肉を動かして、おしっこをコントロールできるようになってはじめて、完了します。こうした機能の発達は個人差があるので、2歳前におむつはずれが完了する子もいれば、4歳を過ぎてからという子もいます。

ママが不安に感じたり、イライラしたりすると、子どもも精神的に不安定になるので、おむつがとれることを信じて、あせらず見守ってあげましょう。ただし、たまに病気が原因でおむつがはずれない場合もあるので、心配なら、一度かかりつけの小児科医に相談してみてください。

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