下痢
赤ちゃんのうんちは正常でもゆるめです。うんちがゆるくても普段どおり元気で食欲もあれば心配いりません。
ベタベタと水状のうんちをする時期の赤ちゃんは下痢との見分けがつきにくいのですが、回数が増えたり、食欲が落ちたり、嘔吐を伴うなどの症状があれば、病的な下痢と考えて、病院へ行きましょう。受診の際は、可能であればおむつを持参しましょう。
ホームケア方法
脱水症状に気をつけます。下してしまった分の水分を補うために、水分はこまめに飲ませます。あたたかいものがベストですが、冷たいものでも、ゆっくり与えれば問題ありません。
母乳やミルク、「OS1(オーエスワン/経口補水液)」、赤ちゃんの用のイオン飲料、麦茶、白湯などがいいでしょう。果汁など糖分の多い飲み物や食べ物は控えます。
※薬局で市販されている「OS1」は、電解質と糖質のバランスがよく、脱水時の水分補給に最適です。
下痢のあとは、おしりがかぶれやすいので、シャワーで流してあげましょう。おむつかぶれになったら、軟膏をぬります。
離乳食は食欲に応じて、できるだけ与えて。いつも通りに食べた方が回復が早く、食事制限をするとかえって下痢を長引かせるということが最近の研究でわかっています。ただし、糖分や油分の多いものや、消化の悪いものは胃腸に負担がかかるので与えないで。
“おしっこの回数や量が減っている”“赤色、黒色、灰色~白色の便が出る”“嘔吐している”などの症状があったら、救急で病院に行きましょう。
ロタウィルスやノロウィルスによる胃腸炎の場合は、家族が感染しないように注意が必要です。