喃語(なんご)と指さしでコミュニケーション
口、唇、のど、声帯などの運動機能の発達とともに、少しずつ進んできた言葉の発達。9ヵ月頃になると、「マンマ」「パパパ」などまとまりのある、意味をもった喃語(なんご)を発するようになります。
はじめて赤ちゃんがしゃべった言葉が「ママ」か「パパ」か、もめたりしていませんか? 「マンマ」は「ママ」や「食べ物」、「食べたい」など、いろんな意味で使われます。赤ちゃんは少しずつ自分の気持ちや意思を表現するようになっていきます。
また、9ヵ月頃になると、指を差して気持ちを伝えようとするようになります(ポインティング)。何かみつけたものを指さしたり、外に向かって手を差し出したり、言葉にはならないけれど、指さしでママとコミュニケーション。「あれは、○○」、「○○をとってほしいのね」と指さしたものをはっきり言葉にして教えてあげましょう。
赤ちゃんは、「ブーブー、きたね」「マンマ食べよう」など、ママの言葉がけを通して、言葉に意味があり、ものには名前があることを学んでいきます。