逆子と言われたら…
羊水の中を上になったり下になったり自由に向きを変えていた赤ちゃんも、8ヵ月ごろになると、頭を下にした頭位の姿勢に落ち着いてきます。
でも、中には頭を上にした「逆子(さかご)」の赤ちゃんもいます。医学的には「骨盤位(こつばんい)」と呼びます。健診で指摘されるととても不安になりますが、実は、妊娠8ヵ月までは約4割の人が逆子なので、あまり神経質にならないで。出産間際に逆子が直るという人もいます。
分娩時まで逆子のままという人は、3~5%。妊娠28週を過ぎても逆子の場合は、医師や助産師さんの指導のもとで、逆子体操をしてみましょう。
逆子直し体操
まず、仰向けに寝て、赤ちゃんの背中が左右のどちら側にあるかを調べましょう。硬いほうが背中で、胎動のある方が手足です。
背中がどちらかわかったら、以下の1または2のポーズをとります。
- 両膝をついて、よつんばいになり、胸をぺたりと床につけて、お尻を持ち上げる。約10分くらい続ける。
- 仰向けに寝て、お尻が30cmくらい持ち上がるように、お尻の下にクッションを入れる。約10分くらい続ける。
どちらかのポーズを終えたら、赤ちゃんの背中側が上になるように横向きに寝ます。上になった足を前に出して、ひざを軽く曲げ、20~30分休みます。
コツは、お尻を高く上げること。骨盤にはまった赤ちゃんのお尻が抜けて直ることが多いのです。