言葉に行動で応じられるようになる
動物なら何でも「ワンワン」でしたが、猫を見たとき「ニャンニャンよ」と教えていくうちに、子どもは違いを理解するようになり、やがて猫を「ニャンニャン」と言えるようになります。
特に1歳6ヵ月以降は、ぐーんと言葉の数が増加。一緒に遊んだり、散歩しながら、いろんな言葉を伝えてあげましょう。
まだ、意味のある言葉を話すのは一語だけで、「ワンワン」という一語で「ワンワンがきた」、「ワンワンこわい」などいろんなことを表現しています。
「ナイナイしてね」「○○を持ってきて」などのママの言葉を理解して、身ぶり手ぶりや行動で応えられるようになります。
ゴミを捨てたり座布団を取ったり、小さなお手伝いを頼んでみましょう。できたら、「ありがとう」とお礼の言葉を忘れずに。「○○ちゃん」という言葉がけで、「ハーイ」と元気な返事が返ってきます。
しゃべれなくても意味がわかるように
このころになると、ママと自分以外の第三者やものについても共有できるようになります。「パパはだれ?」と聞くと指をさしたり、「ブーブはどこ?」と聞くと車が置いてあるほうを振り向いたり。
「お鼻はどこ?」「おめめはどこ」という質問に自分の鼻や目を指さすようになります。言葉の発達は個人差があり、まだ意味のある一語を話せない子もいます。でも、「ママはどこ?」と聞かれてママを指させるようなら心配はいりません。
言葉が理解できるようになったら、言葉でのしつけもできるようになります。危ないものは「ママにちょうだい」、冷蔵庫を勝手にあけたら「閉めようね」と、言葉で教えるようにしましょう。