滑り台を座って滑ってくる
1歳頃の子どもは、テーブルや椅子によじのぼっても下りられないなど、上るという一方向の動きしかできませんでした。それが1歳6ヵ月頃になると、「上る⇔下りる」の双方向の動きが自在にできるようになります。
階段を上ったら、今度は四つんばいになって後ろ向きに足元を見ながら1段ずつ慎重に下りていきます。玄関も段差があるときは、後ろ向きになって高さを見ながら足を下ろし、滑り台は階段を上り座って滑ってくるように。
いろんなシーンで双方向の遊びをしている姿を発見するでしょう。砂場ではスコップですくった砂をバケツに入れたり出したり、ままごとではお皿にものをのせては取り出し、また別のものをのせたり。「これじゃあない」「これでもない」というふうに、入れ物にいろんなものを出し入れしながら遊ぶ姿に、めざましい成長を感じることでしょう。