歯みがきを始めよう
1歳6ヵ月になると、前歯が4本、その両側に糸切り歯が1本ずつ、その隣に奥歯が1本ずつで合計8本、上下で16本の乳歯が生え揃ってきます。残るのは、一番最後の奥歯4本だけです。
乳歯はエナメル質が未熟で虫歯になりやすいので、最初のケアが肝心です。乳歯の虫歯を放っておくと永久歯にも影響するので、予防のために本格的に歯みがきを始めましょう。
歯みがきは、まず、子ども自身にみがかせます。次に子どもをママのひざに抱っこか寝かせて仕上げみがき。鉛筆を握るように歯ブラシを持って、1本ずつ小さな円をクルクル描くようにみがきます。最後にブクブクうがいをして、終了。
歯みがき剤はまだ必要ありませんが、使うときは歯ブラシの先にちょっとつけるくらいで。歯みがき嫌いにさせないために、絵本やTVで歯みがきシーンを見せておいたり、ゴムの歯ブラシを持たせて慣らしておく方法もあります。
虫歯を予防するためにフッ素を塗布する方法もありますが、完全とはいえないので油断は禁物。歯の健康のために甘いジュースやお菓子は控えめにして、おやつは時間を決め、だらだら食べさせるのはやめましょう。
赤ちゃんの口の中に虫歯の原因の1つとなる虫歯菌はおらず、おとなの唾液を通して感染します。あまり神経質になる必要はありませんが、おとなから口移しや同じスプーンを使うのはやめましょう。