高プロラクチン血症
読み方
こうぷろらくちんけっしょう
症状の説明
出産後に脳下垂体から分泌されるプロラクチンには、母乳の分泌を促すとともに、排卵や月経が起こるのを抑制する働きがある。
妊娠、分娩、産褥期以外に、乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)が過剰に分泌される病気を「高プロラクチン血症」という。
排卵や月経が不安定になるため、妊娠しづらくなる。多くの場合、妊娠していないのに乳汁が分泌されることによって気がつく。
血液中のプロラクチン値は変動しやすいため、病院では何回か検査を行って診断を行う。
脳下垂体の腫瘍や抗うつ剤など薬剤の副作用、ストレスが原因となることもあるが、不明の場合も多い。
原因が判明しているときはそれを除去し、高プロラクチンを改善するための薬を使用する。
(2009年10月から掲載)