黄体ホルモン機能不全
読み方
おうたいほるもんきのうふぜん
症状の説明
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、基礎体温を上昇させ、子宮内膜を厚く柔らかくして受精卵が着床しやすい環境を整え、妊娠を継続する働きがある。
黄体ホルモン機能不全は、黄体ホルモンの分泌が少なかったり、短かったりすることで、妊娠しづらくなる病気。
基礎体温をはかってみて、高温期が9日以内と短い場合は、黄体ホルモン機能不全のサインなので、婦人科の受診を。
病院では、血液検査で黄体期の黄体ホルモン値が1ml中10ng(ナノグラム)未満、超音波検査で子宮内膜の厚さが8mm以内などの判断基準をもとに診断する。
原因として、卵巣の機能を司る視床下部や脳下垂体の機能異常、卵巣自体の異常などが考えられている。
排卵誘発剤や黄体ホルモン剤によって治療する。
(2009年10月から掲載)