妊娠5ヵ月（16～19週）

体重管理をする

妊娠するとおなかの赤ちゃんが大きくなるわけですから、当然体重は増えます。しかし、必要以上に増えると、母体に負担がかかって、妊娠高血圧症候群（妊娠中毒症）などのトラブルを招きやすくなります。

日本産婦人科学会では、妊娠中期から出産までの1週間あたりの体重増加は0.3～0.5kgを推奨しています。かといって、つじつま合わせのためにダイエットするなんて、絶対にダメ。

赤ちゃんに影響を及ぼします。やせ過ぎもNG！赤ちゃんに十分な栄養がいきわたらずに、成長に支障が出る恐れも。少しずつ体重を増やしてベストな体重にもっていくのは、妊娠中のとても重要な仕事です。

毎日体重を測ったり、食べたものを書き出して食生活を見直したり、家事や散歩などで無理なく体を動かしたりして、体重管理をしていきましょう。

必要な体重増加分は？

妊娠10ヵ月で増加する体重のうち、赤ちゃんや羊水が占める重さや、母体の体重増加分はいったいどのくらいなのでしょう? 内訳を見てみましょう。

おなかの赤ちゃん自身の増加分は約4kg。これにプラスされるのが、子宮が大きくなったり、乳房が発達したり、血液循環量が増えたりする母体必須増加分で、これが約3kg。

個人個人の適切な体重増加分は、次のBMI（肥満指数）を計算することで、わかります。

ママがもともと痩せ型か、太っているかで、妊娠中の理想の体重増加分は違ってきます。自分がどのタイプかを知るにはBMI（肥満指数）という方法があります。

BMI＝妊娠前の体重[kg]÷（身長[m]×身長[m]）

あなたのBMIの数字は、以下のどれに当てはまりますか? それがあなたの妊娠10ヵ月の最終的な理想の体重増加分です。