経口避妊薬(低用量ピル)

避妊成功率が高く、月経痛の軽減効果なども!費用の折り合いがつけばベストな避妊法。

避妊のしくみ

「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンを服用することで、排卵を抑制する。薬を服用している間は排卵がおきないので、セックスをしても妊娠しないというしくみ。

避妊成功率

1年間にこの避妊方法を行った100人のうち、97人が避妊に成功する。理想的な使用法のもとでは、99.9人が避妊に成功する。

メリット

  • 男性の協力がいらない
  • 月経不順や月経困難症、子宮内膜症などを改善する
  • 月経周期を調節できる
  • 卵巣がん、子宮体がん、乳がんのリスクが減る

デメリット

  • 定期的に医師の診断を受け、処方してもらう必要がある
  • 病気の治療目的以外の場合は、保険対象外
  • 毎日服用しなければならない
  • 頻度は非常に少ないが、静脈血栓症のリスクがある
  • 体質によっては、吐き気や、頭痛、体重増加などの副作用が出ることも
  • 母乳育児中は服用できない

コスト

低用量ピル1シートで2,500~3,000円程度。ほかに医師の初診料や処方料がかかる。

使用方法

ピルを購入するためには、婦人科の医師に処方してもらう必要がある。副作用が出ることがあるのと、高血圧や血栓症などの持病がある場合や喫煙者はリスクが高くなるため。 21日間毎日服用し、1週間休む(または偽薬を服用)。この間に月経が起きる。

服用中に「激しい腹痛」「息苦しさ」「胸痛」「激しい頭痛」「ふくらはぎの痛み・むくみ」「視覚の異常」「意識障害」などの症状があらわれた場合はただちに処方された医療機関を受診する。特に、喫煙している人、40歳以上の人、肥満の人、その他基礎疾患のある人は、静脈血栓症のリスクが高まるので注意が必要。

(2011年10月から掲載)

「ママのための避妊法カタログ」の記事一覧

  1. 基礎体温法
  2. 男性用コンドーム
  3. IUD(子宮内避妊器具)
  4. 女性用コンドーム
  5. 腟内避妊薬(殺精子剤)
  6. ペッサリー
  7. 不妊手術
  8. 緊急避妊法(モーニングアフターピル)

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