生活編

しっかり眠って、起きて、働いて…ストレスを発散して楽しく生きることで妊娠できる体になっていきます。

ぐっすり眠ろう

とても当たり前のことですが、睡眠を充分にとることは大事。夜の睡眠は、副交感神経が心身をリラックスさせて、1日の疲れを解消します。ストレスによる活性酸素の発生も防げるし、ホルモンバランスを整えることにもつながります。早めに布団に入って、翌朝すっきりと目覚めましょう!

目安は6~8時間。でも、眠りにも個人差があって、たくさん寝ないと疲れがとれない人もいれば、少ない睡眠時間でリフレッシュできる人もいます。「眠りはこうあるべき」などという形にとらわれることはありません。自分の体が満足しているかどうかが一番のポイント。

リズムのある生活で生理も順調、日々を楽しく過ごすことが赤ちゃんを迎えるベースです。

自己流ストレス解消法を

ストレスがたまると、ホルモン分泌や自律神経のバランスが崩れやすくなります。一番の解決策は、ストレスの元を取りのぞくこと!例えば、仕事が極度のストレスになっている場合、転職したっていいのです。

とはいえ、そうそう簡単に仕事をやめたり、人間関係を切ったりできないのが実情ですね。そんなときは、自分なりのストレス解消法を見つけてみてはどうでしょう。

音楽やダンス、絵画など、何か趣味を始めてみる。寝る前の30分はくつろぎタイムにして、アロマテラピーや、ハーブティー、読書などで心を落ち着けてみる。公園でボーっとする、体を動かして発散する、日記をつける、アイドルに心ときめいてみる、たまには違う自分になるためにコスプレ!?など、とにかく何でもいいのです。自分が「嬉しい!気持ちいい!心地よい!楽しい!」と思えることをしましょう。

1日1回、または週に1回でも、日常から開放されてストレスをリセットすると、身も心も軽やかになります。

体を“気持ちよく”動かす

運動すると、筋肉に張りめぐらされた血管が刺激されて、血液の循環がよくなります。体に筋肉が付けば、新陳代謝もよくなります。冷え症も改善されるし、ストレス解消にもつながって、運動はいいことづくめ。

とはいえ、激しすぎる運動は、体内で活性酸素を発生させてしまうので要注意。おすすめはウォーキングなど、息がつらくない程度に体を動かすもの。ストレッチやスクワット、気功、ヨガもいいですね。無理なく手軽にできて、リラックスにもつながります。

冷やさないファッションを

冷え性の人は一度体が冷えるとなかなか温まらないので、体を冷やさないことが肝心!まずは、服装をチェック。ファッションを楽しみたいといっても、おなかを出したり、冬でも素足にミニスカートなどは妊娠ファッションとしてはNG。

保温性の高い下着や靴下、スカーフや腹巻き、カイロなどで防寒を。夏は冷房による冷えすぎにも注意。カーディガンやひざ掛け、靴下などで調整しましょう。また、汗をかく機会が少ないと新陳代謝が悪くなり、ますます冷えやすい体になるので、冷房に頼りすぎない意識も大切です。

半身浴で芯からポカポカ

入浴はシャワーだけですませず、湯船につかって体の芯から温まりましょう。胸から下だけ湯につかる「半身浴」や、洗面器などで足だけ温める「足浴」は、体への負担も少なくおすすめです。

半身浴

まずコップ1杯の水を飲んで水分補給。38~40度のぬるめのお湯を浴槽半分ほど張ります。湯船の中で座ったとき、おへそのちょっと上あたりまでお湯につかる程度が目安です。そのまま、20分~30分ほど浸かります。汗で上半身が冷えてしまうことがあるので、使い古したTシャツを着たり、肩にタオルを巻いて対策を。

体があたたまるだけでなく、大量の汗とともに老廃物も流れ出ます。水分補給をしつつ、マッサージしたり、音楽を聴いたり、読書したりして、お風呂タイムを楽しんで!

足浴

半身浴するほどの時間がないときは、足浴がおすすめ。足は最も血流が悪くなりがちな部分。温めることで血行が促進されて、じんわりと全身が温かくなります

大きめのたらいやバケツなどに、40~42度のちょっと熱めのお湯を張ります。足を入れたとき、ふくらはぎの中ほどまで浸かるぐらい。

20分間ほど足を温めます。熱めの刺し湯を用意して、温度が下がってきたら足しましょう。

タバコはすぐにやめて

喫煙や飲酒は、体内の活性酸素を発生させる原因のひとつ。卵子の質を低下させます。

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させるので、妊娠できても栄養がうまく運ばれず、栄養不足に。喫煙しているママから生まれた赤ちゃんが小さいことはデータでも明らかで、最近は乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連も指摘されています。赤ちゃんがほしいなら、禁煙を!

UV対策を忘れずに

紫外線は体内の活性酸素を発生させる原因のひとつ。

外出するときには日傘や帽子、長袖のカーディガンをはおって、日焼け止めクリームを塗るなど、紫外線(UV)予防を忘れずに。夏はもちろん、年間を通してUV対策を。

(2007年9月から掲載)

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  1. 不妊治療は“妊娠のお手伝い”
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