正中線を越えて手足が伸ばせる
5ヵ月になると、一人遊びもできるようになってきます。手で足を握ったり、足を口に持っていったり、体を動かすことが楽しくてしかたない様子。自分の手足も遊び道具みたいですね。
赤ちゃんがごきげんで一人遊びをしているときは、自分で興味のあるものに働きかけをしているときです。声をかけないでそっと見守ってあげましょう。
それまでは手と手、足と足を合わせたり離したりする横の動きが中心でした。5~6ヵ月頃になると、手で足を握るなど、手足を独立して動かす縦の動きができるようになります。
3ヵ月頃の発達で、両手を合わせたり、かざした手をじっと見つめて自分の手と意識するハンドリーガード(手の注視)をするようになりますが、体の左右を分ける縦のライン(正中線)を越える動きはできませんでした。それが5~6ヵ月になると、できるようになります。おもちゃを取ろうと手を伸ばしたり、右手で左足を持ったり。この発達が寝返りへとつながっていきます。