喜怒哀楽の感情に応えてあげよう
3ヵ月頃からママの顔を区別できるようになると、赤ちゃんは毎日お世話してくれるママを特別な存在として感じるようになってきます。ママの声や姿を見聞きすると、キャッキャッと笑ったり、手足をバタバタさせてほんとうにうれしそう。
「いないいないばあ」の遊びも、消えたママの顔が見えてうれしいと思う赤ちゃんの心の発達をベースに成り立っています。いつも接しているママやパパを見て笑うのは、うれしい感情から笑う「社会的微笑」で、新生児期に顔の筋肉の動きで笑っているように見えた「自然的微笑」とは違います。
社会的微笑をするようになった赤ちゃんは、自分が笑ったときに喜ぶママやパパを感じてうれしくなり、さらにもっと笑うようになります。
5ヵ月頃から、ママの声や姿を喜ぶだけでなく、姿が見えなくなると不安そうな顔をしたり泣き出したりするようになります。不安や「イヤ」という感情も芽生え始めたのです。
6ヵ月を過ぎると、喜怒哀楽の感情がさらに顕著に。早い赤ちゃんは、ママ以外の人が抱っこすると嫌がる人見知りが始まります。大事な発達のプロセスなので、大きく包み込むような気持ちで接してあげたいですね。