不妊治療によく使われる薬
排卵誘発剤
飲み薬
商品名「クロミッド」、「セロフェン」、「セキソビット」など。注射よりも効き目はマイルド。脳に働きかけてホルモン分泌を促す。
注射
商品名「HMG」、「ヒュメゴン」、「パーゴグリーン」などのhMG製剤と「フェルティノームP」、「フォリルモンP」などのFSH製剤がある。卵巣に直接刺激を与えるので排卵誘発効果が高い。
排卵を起こす薬
注射
商品名「HCG」、「プロファシー」、「プレグニール」などのhCG製剤。注射後、36~40時間後に排卵が起こる。
黄体ホルモンを補充する薬
受精卵を着床させて、妊娠を維持するために必要なホルモン。
飲み薬
商品名「デュファストン」、「ルトラール」など。
注射
商品名「プロゲデポー」、「プロゲホルモン」など。
排卵を止める薬
体外受精で採卵するときなど、排卵の時期をコントロールするために使う。
点鼻薬
商品名「スプレキュア」、「ナサニール」、「ブセレキュア」など。
注射
商品名「セトロタイド」など。短期間だけ使用する。
プロラクチン値を下げる薬
商品名「パーロデル」、「テルロン」、「カバサール」など。
子宮内膜を整える薬
卵胞ホルモン製剤。黄体ホルモン製剤と組み合わせて使い、子宮内膜を着床しやすい状態に整える。
商品名「プレマリン」(飲み薬)、「エストラダームM」(貼り薬)などの卵胞ホルモン製剤。
避妊薬
体外・顕微受精を実施する前に、卵巣を休ませてコンディションをよくするために低容量ピルを使用することがある。
商品名「ドオルトン」、「ソフィア」などのピル。
(2008年3月から掲載)