一卵性と二卵性のちがい

双子ちゃんには、一卵性と二卵性があります。

ママが卵子を2個排卵して、2個とも受精してできたのが二卵性の双子ちゃん、1個の受精卵が途中で二つに分かれて2人の赤ちゃんになったのが、一卵性の双子ちゃんです。

一卵性の双子ちゃんは元々ひとつの受精卵なので、基本的に遺伝子がまったく同じ。性別も必ず同性となります。見た目もよく似ています。

でも、遺伝子は一緒でも、それぞれが独自に成長していくので、すべて同じということはなく、外見も性格も、能力にも差が出てきます。

二卵性の双子ちゃんは、もとから別々の受精卵なので、遺伝子は異なります。性別は一緒の場合もあるし、違う場合もあります。きょうだいが同時に生まれた、というイメージですね。

一度に二個排卵されて受精したのは、偶然の場合もあるし、排卵誘発剤や体外受精の結果もあります。また、ホルモンバランスや、遺伝的な要因も関係しているという研究結果もあります。

お産の前に一卵性かニ卵性かを見分けることは不可能です。「似ているから必ず一卵性」というわけでもありません。一卵性か二卵性かは、生まれてきた赤ちゃんの遺伝子の検査をしなければ分かりません。

(2008年7月から掲載)