月経が1週間以上遅れる
いつも順調に来ていた月経が2~3日遅れることは、誰にでもよくあること。でも、1週間以上遅れたら、妊娠の可能性があると考えていいでしょう。
最終月経の初日を0週0日と数えると、卵子と精子が出会って受精するのは、妊娠2週頃。受精卵は約1週間かけて卵管を移動して、子宮へと向かいます。
受精卵が子宮に辿りつき、子宮内膜のふかふかのベッドに着床するのが、妊娠3週です。この頃から、胎盤をつくるためのhCGホルモンが少しずつ分泌されはじめます。
受精卵が着床するときに、ごく少量の出血が起こることがあります。これを「着床出血」といいます。月経予定日の1週間ほど前にわずかな出血があったら、受精卵が着床しているサインかもしれません。
もし、妊娠していなければ、妊娠4週頃に子宮内膜が剥がれ落ち、月経がはじまります。
妊娠している場合は、月経が来ません。月経が1週間遅れる頃には、妊娠5週になります。この頃になるとhCGの分泌量が多くなるので、妊娠検査薬を試すことができます。
(2010年10月から掲載)