母斑(あざ)
読み方
ぼはん(あざ)
症状
皮膚の色が周囲と比べて違ってみえる状態で、黒、青、赤などの色のさまざまな形をしたものが肌にあらわれる。
赤あざは毛細血管が拡張したり増えたりすることでおこり、その他の色のあざは、皮膚のメラニン色素が増えることでおこる。
成長とともに自然に消えていくものと、そうでないものがある。
あざの種類
- 赤あざ(単純性血管腫・サーモンパッチ・ウンナ母斑・イチゴ状血管腫)
- 青あざ(太田母斑)
- 黒あざ(母斑細胞性母斑)
- 茶あざ(扁平母斑)
処置の方法
母斑細胞性母斑(黒あざ)のうち、大きなものや急に数が増えたり形を変えたりするものは、悪性の皮膚がんなどの可能性もあるので早めに診察を受けておく。
また、盛り上がった母斑が目の近くにあるときなども、視力の妨げになることもあるので受診を。
まずは、悪性かどうか、成長を妨げることがないかだけでも確認しておくと安心。
良性のものなら治療の必要はないが、自然に消えず気になる場合は、レーザー治療が効果的。レーザー治療は特定の色だけに反応して、皮膚の表面にはダメージを与えないため危険性が少ない。
ただし症状によって、治療を受けられる年齢や治療の回数などが違ったり、色が薄くなるだけのものや、再発することもあるので、専門医に相談して事前に理解を深めておくとよい。