2~3歳児におすすめの5冊
自然や乗り物、食べ物や生き物など、興味の対象がグンと広がり、いろいろなジャンルの絵本を楽しめるようになります。ある程度集中してお話を聞くこともできるので、そろそろストーリー展開のある絵本にもチャレンジ。
『せんろはつづく』
作:竹下文子 /絵:鈴木まもる(金の星社)
小さな子どもたちが、広い野原に線路をつなげて、電車を走らせるお話。トンネルを掘ったり、陸橋をかけたり、踏み切りをつけたり・・・。
「せんろはつづく どんどんつづく のはらのまんなか せんろはつづく」とテンポのいい文章とともに、どんどん伸びていく線路にワクワク。
「かわがあった。どうする?」など、問いかけも多いので、「○○ちゃんならどうする?」と親子で一緒に想像力を膨らませてみて。
『はっぱのおうち』
作:征矢清 /絵:林明子(福音館書店)
突然の雨の日、さちちゃんがお庭の葉っぱの影で雨宿りをしていると、続々とやってきたのは、カマキリやチョウ、コガネムシなどの、小さなお客様たち。
葉っぱの上の水滴や、蜘蛛の巣についた首飾りのような雨粒など、細かく描きこまれていて、とってもきれい。外遊びや雨の日のお出かけが楽しくなります。
『いろいろごはん』
作・絵:山岡ひかる(くもん出版)
白いご飯が、のり巻きやおにぎり、チャーハン、お茶づけ、ぞうすいなど、いろんなものに変身!ご飯を食べるのが楽しくなる絵本。
『たまごのあかちゃん』
作:神沢利子 /絵:柳生弦一郎(福音館書店)
「たまごのなかでかくれんぼしているあかちゃんはだあれ?」と呼びかけると、いろんな動物の赤ちゃんが次々登場!小さな卵はヘビさんやカメさん。大きな卵は恐竜さん。卵の形や割れ方にも注目。
『きょうのおべんとうなんだろな』
作:岸田衿子 /絵:山脇百合子(福音館書店)
いろいろな動物たちがみんなでピクニック。うさぎさんのお弁当箱にはニンジン、ネズミさんはピーナッツにくるみ。ブタさんゾウさんはいったいなあに?みんながお弁当箱を開くときのドキドキ感がいっぱい。
(2012年3月より掲載)