胞状奇胎

読み方

ほうじょうきたい

意味

胎盤のもとになる絨毛という細かい根の組織が、受精卵の着床後、子宮内で異常増殖する病気。水泡状に変化した絨毛は、肉眼で見るとぶどうの房のように見えるため「ぶどう子」とも呼ばれる。

受精卵の染色体異常が原因といわれ、発症率は全体の約0.1%程度。胞状奇胎を発症すると、胎児は成長することができずに流産となる。

初期には目立った症状が出ないので気づきにくいが、妊娠週数の割には子宮が大きくなり、つわりが正常妊娠より強く起こる。

超音波検査で粒状の影が見られたり、尿検査でhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモン量が異常に多いことなどからこの病気が発見される。

治療には子宮内容除去手術(掻爬)を行うが、術後まれに癌に移行することもあるので、約1年間は定期検査を受けて経過を見なければならない。医師の許可が下りるまでは次の妊娠をすることができず、避妊する必要がある。

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