急性中耳炎
読み方
きゅうせいちゅうじえん
症状
鼻やのどについた風邪ウイルスや細菌が、鼻と耳をつなぐ耳管を通じて中耳の粘膜に感染し、炎症を起こす病気。耳管の発達が未熟な乳幼児に多く見られ、急な高熱の後、せきや鼻水などの症状に続き、激しく耳を痛がるようになる。
悪化すると鼓膜が破れて耳だれが出たり、下痢や嘔吐を伴うことがある。
処置の方法
風邪が治ったのに機嫌が悪い、耳を痛がるなどの症状があったら、すぐに耳鼻科を受診する。初期の段階なら抗生物質の服用で治るが、膿が出るほど悪化している場合は、鼓膜を切開して膿を出すこともある。
鼓膜は自然に回復するが、中耳炎は慢性化したり、滲出性中耳炎に移行したりするので、以後も注意が必要。