流行性耳下腺炎
読み方
りゅこうせいじかせんえん
症状
通常、おたふく風邪と呼ばれる。ウイルス感染によって、耳の下からほお、あごなどが腫れて、押すと痛がる。
腫れと同時に発熱も見られるが、熱は数日、腫れも1週間から10日ほどで引く。
口を開けたり、かむと痛むため、食欲がなくなり、まれに髄膜炎や難聴、睾丸炎を引き起こすこともある。集団生活が始まる幼児期から児童期に多いのも特徴。
処置の方法
特別な治療法はなく、腫れや痛みには冷湿布で対処する。熱には解熱鎮痛剤を使うことも。安静に過ごしていれば、1週間程度で改善し、後遺症も残らない。
食事は、かまないでよいもの、スープやゼリーなどのやわらかく、消化のよいものを与え、すっぱいものは避ける。一度かかると免疫ができる。