頭痛
読み方
ずつう
症状の説明
頭痛の症状を伴う病気は多岐にわたり、クモ膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎、緑内障など深刻な病気のほか、中耳炎、むし歯、副鼻腔炎、うつ病、自律神経失調症などが影響していることもある。
こういった病気を原因とする頭痛をのぞく、一般的な頭痛は、ほとんどが「緊張型頭痛」と「片頭痛(へんずつう)」に分けられる。
緊張型頭痛
長時間デスクワークやパソコン操作をするなど同じ姿勢をとったときに、後頭部から側頭部にかけて締め付けられるように痛み、肩や首の凝りを伴う。筋肉の緊張が原因で、温めると症状が軽くなる。
片頭痛
脳の動脈がいったん収縮し、元に戻ろうと拡張するときに周囲の神経を圧迫するために、脈打つようなズキンズキンとした激しい痛みが片方の側頭部に起きる。
治療を行う場合、頭痛のタイプによって原因も対処法も異なる。他の病気が隠れている場合もあるため、たかが頭痛と軽く見ず、一度受診して診断を受けておくことが大切。
(2009年10月から掲載)