自然分娩をサポートする方法：立ち会い出産
夫、あるいは親しい人とともにお産を乗り越え、生命誕生の瞬間の感動を分かち合う、立ち会い出産。家族の絆が強くなり、その後の育児にいっそう協力的になるとも言われています。
立ち会いの許可は、病院、産院によって千差万別。両親学級でお産の知識や呼吸法を勉強することを条件にしているところもあります。
また、立ち合う人は、夫とはかぎらず、信頼できる人なら親戚の人や友人でもよいとしている病院、産院もあります。カメラ・ビデオの持ち込みも可能な場合とNGの場合が。事前に確認しておきましょう。
立ち会いの準備と心構え
立ち会い出産を決めたら、夫や家族はどんな準備をすればいいの？まとめて見ていきましょう。
- お産の知識や情報をゲットしておくこと。両親学級に出るのは◎
- 呼吸法はマスターしたい。ママの呼吸をリードしたり、呼吸がうまくできないときはフォローする。
- 陣痛が始まったら体を支えたり、足や腰をマッサージする。でも、ママが嫌がる場合は、臨機応変に。
- 飲み物や、おにぎりなどを用意しておく。
- 医療現場を混乱させる行為はNG。カメラやビデオの撮影に夢中になって、スタッフのじゃまにならないように、くれぐれも注意して。
- 血を見るのが苦手なデリケートな夫は不向き。貧血で倒れたり、パニックに陥ると一大事。無理は禁物。
- 実際の分娩に立ち会わなくても、妻と一緒に妊娠・出産について勉強したり、呼吸法をマスターすることも立派な立ち会いのひとつ。また夫の場合、出産シーンを見た衝撃で、産後の性交渉が困難になったケースもあるので、ふたりでよく話し合い、幸せな方法を考えましょう。
