停留睾丸
読み方
ていりゅうこうがん
症状
睾丸が陰嚢内に下りてこずに途中で止まっている状態。お腹の中や腹壁にとどまっているため、陰嚢を触っても睾丸の感触がない。
片方だけというケースが多く、未熟児に多いのも特徴。はっきりとした原因は不明だが、将来的に精子を作る能力が低下し、不妊症につながるケースや、腫瘍化することもある。
処置の方法
大部分は2歳までに自然に下りてくるため、しばらく様子を見る。それでも下りてこない場合は、睾丸の発育不全や、捻転を起こす危険があるため、鼠径部を切開して睾丸を引き下ろす手術を行う。
鼠径ヘルニアを合併している場合は早急に手術が必要。