細菌性膣炎
読み方
さいきんせいちつえん
症状の説明
カンジダや淋菌、クラミジアなどの性感染症ではなく、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの常在菌が繁殖して引き起こされる膣の炎症。
非特異性膣炎(ひとくせいちつえん)ともいう。
ふだん、膣内は強い酸性に保たれ、細菌の侵入や繁殖を防いでいる。
しかし、ホルモンバランスの変化や体力の低下などで自浄作用が落ちてしまうと、酸性が弱くなり、雑菌が増殖して細菌性膣炎を発症する。
黄色や茶褐色、悪臭のあるおりものの増加をはじめ、膣部の痛みや腫れなどの症状がみられる。
膣内を洗浄し抗生物質の膣座薬を使用すれば、1~2週間で治癒する。
ナプキンやおりものシートなどをこまめにかえるなど、清潔に留意し再発を防止する。
(2009年10月から掲載)