子宮頸管・内膜ポリープ
読み方
しきゅうけいかん・ないまくぽりーぷ
症状の説明
ポリープとは、粘膜などの一部が増殖してできるイボのこと。良性の腫瘍(しゅよう)。
「子宮頸管ポリープ」は子宮の入り口あたりにでき、大きさは3~5mmのものが多い。
細菌感染による炎症や、頸管への子宮内膜の突出が原因と考えられているが、はっきりした原因は不明。
子宮の入り口にあるため、セックスや内診後に出血しやすい。小さいものは外来で簡単に除去できる。
病変が「子宮頸ガン」と似ているため、組織検査をしておくと安心である。
「子宮内膜ポリープ」は、子宮の内側にある内膜が、きのこ状に増殖してできたもので、大きさは10mm以下から100mm以上とさまざま。
卵胞ホルモン(エストロゲン)の影響でできるものが多い。
できた場所や数によっては、受精卵の着床を妨げるため、不妊の原因になる。
発見された場合、子宮鏡で切除できるケースもある。
(2009年10月から掲載)