子宮膣部びらん

読み方

しきゅうちつぶびらん

症状の説明

「びらん」とは、ただれのこと。「子宮膣部びらん」は、膣の粘膜がめくれて赤くただれている様に見える状態を指す。

成人女性の80～90％にみられる症状で、自覚症状が少なく、特に治療の必要がないケースがほとんど。

ただし、おりものの増加や性交時の出血などの不正出血が気になる場合は、膣の細菌検査を行い、洗浄や薬剤の使用で炎症を軽減させる治療を行うこともある。

「子宮頸がん」はびらんの付近に発生するため、半年～1年に1回、子宮がん検診を受けることがすすめられている。

（2009年10月から掲載）