超音波写真館：妊娠中期16～19週

妊娠中期 16週：得意技は、屈曲運動

カラー3Dの超音波写真では、体つきのふっくらした感じがよくわかり、胎児ちゃんの様子が実感できますね。腕や脚を曲げたり、伸ばしたりの運動は、もう自由自在。体の屈曲運動もしっかりしています。体にはうっすら産毛が生えてきて、手の指には爪だってあるんですよ！

この時期は、腕や脚のバランスや、首の後ろの長さをチェックし、胎児ちゃんが正常に育っているかを確認します。

胎児ちゃんの体つきに注目。手足がすんなりし、4頭身でスタイルがよくなりました。へその緒が、ママの胎盤につながっていて、栄養をもらったり、老廃物を渡したり、もバッチリ。

胎児ちゃんの頭の大きさは、鶏の卵くらい。こんなに小さくても、髪の毛が生えてきています。心拍（心臓の動き）は、ますます活発に。超音波画像の一種、パルスドップラーで、ドックン、ドックンという元気な音が聞こえますよ。

胎児ちゃんの外耳が完成しています。お耳をそばだてて聞いているかのようですが、聴覚が完成するのはまだ、ちょっと先。

胎児ちゃんの目鼻立ちは、もうしっかりしたもの。なんとなく嬉しがっているような表情…たまりませんね！超音波検査では、胎盤の位置も確認します。

この頃の胎児ちゃんは、五感の司令塔となる脳の前頭葉や神経が発達し、運動力はますますアップ。ママは胎児ちゃんの動きを胎動として感じることも。でも、初ママの人は、胎動を感じ始めるのは、遅めのようです。もう少し先を、お楽しみに！

17週ころからふっくらしてきた胎児ちゃんですが、ますます脂肪がついてきています。腎臓の働きも充実し、たくさんおしっこするので、羊水もたっぷりです。

羊水は、赤ちゃんが毎日吸収して新しく生産するという循環がされているので新鮮です。

外界の大きな音には「キック」でリアクションすることも。ママのやさしいトントン、に答えてくれるかも。でも、あまり驚かさないで！

（2006年9月から掲載）