超音波教室

超音波写真館：妊娠後期32～35週

妊娠後期 32週：子宮が狭くなってきたー！

新体操の練習！？

足がおでこに届きそうですね。頭でっかちな宇宙人のようだった胎児ちゃんも、かなり均整がとれ、地球人（？）らしいプロポーションに。

体が成長したため、ママの子宮はちょっと窮屈。だから、こんなポーズをとるのかもしれませんね。でも体はまだ成熟していないので、ママの体から離れたら、一人でじゅうぶんな呼吸はできません。守ってあげたいですね。

なんて、しっかりしたアンヨ！

「うちの子、陸上選手になれるかも！？」なんて感動の足ですね。狭いとはいえ、ママの子宮は安心して生活できるスペース。自律神経も発達しているので、外界の刺激に反応して動いているようです。胎動も、元気よく響くときと、静かなときとメリハリがついてきたはず。

皮下脂肪が顔、腕、足にもついて、立派に新生児として通用するルックス！

妊娠初期は大運動場だった子宮も、今は混んだ電車の中のように狭い空間。でも、小鼻は決してつぶれないのが不思議。狭い産道を通るときもしっかり空気穴を確保しているんですって！

人間の体ってすごく賢くできているんですね。

BPD（児頭大横径・じとうだいおうけい＝頭の横幅）を測るために、胎児ちゃんの頭の断面を撮影中。

BPDの他に、FL （大腿骨長・だいたいこつちょう＝太ももの長さ）、FTA（腹部躯幹面積・ふくぶくかんめんせき＝おなかの横幅）を測って、推定体重を算出します。この胎児ちゃんは、BPD＝87．5mm、FL＝63．5mm、FTA＝70．0c㎡。推定体重は2407gでした。

（2006年9月から掲載）