子宮頸管無力症

読み方

しきゅうけいかんむりょくしょう

意味

何の自覚症状もないまま、子宮口が開いてしまう病気。妊娠中期流早産の原因の約20%を占める。突然の出血、痛み、お腹の張りを伴い、流早産の危険も高まる。

先天的に子宮頸管の筋組織が弱い、前回のお産で子宮頸部が伸びてしまった、子宮頸管の感染症など、さまざまな原因があり、お産や流産を多く経験しているママに起きやすい。

お腹の赤ちゃんに影響はないが、内診や超音波検査で発見された場合には、子宮頸管を特殊なテープで縛る頸管縫縮術を行う。その場合には、予定日近くまで待ってから、テープを外し、自然にお産が起こるのを待つ。

前回の妊娠で子宮頸管無力症だった場合、予防として次の妊娠では妊娠14~15週頃に頸管縫縮術を行う。