産後～職場復帰の制度：育児時間

読み方

いくじじかん

満1歳になっていない子どもを育てている場合、1日2回それぞれ少なくとも30分、つまり計1時間、育児のための時間をとることができます（労働時間が8時間の場合）。

これは＜労働基準法第67条＞に規定されているもので、ママが申請したのに会社が守らなかった場合は罰則があります。

もともとは赤ちゃんに授乳する時間を確保するための制度だったので、利用できるのは女性だけ。しかし現代は、授乳時間よりも、保育園の送り迎えの時間に当てることが多いようです。

育児時間を1日のどの時間帯に入れるかは自由。たとえば、始業直後に30分、就業直前に30分入れることもできるし、30分を2回分連続にして就業時に入れることもできます。

ただし、育児時間が有給か無給かは、会社と本人で話し合って決めます。また、1日の労働時間が4時間以内の場合、育児時間は1日1回（30分）とされています。

（2009年8月現在）