トラブル対処法:乳首・陰部が黒くなる

乳首や乳輪、陰部の皮膚が黒くなってきます。これはシミと同様、メラニン細胞を刺激するホルモンの影響です。

メラニン色素が作られ乳首が黒くなると、皮膚が強く丈夫に。赤ちゃんがおっぱいを吸う力に負けないようにしているのです。視力の弱い赤ちゃんに、おっぱいの位置がわかりやすいように変化している、とも言われています。

陰部が黒くなってくるのも、皮膚を強くして子宮に外から有害なものが入ってくるのを防ごうとする働きです。「もともと、陰毛が直毛でなく縮れているのも、外からの侵入物をブロックしやすいため」と池下先生。妊娠中は性器を守ろうする働きがさらに高まるのです。

黒くなった乳首や陰部は、産後や卒乳後に徐々に元に戻っていきます。

(2011年4月から掲載)