急性腎炎

読み方

きゅうせいじんえん

症状

腎臓の中にある糸球体に炎症が起きる病気。原因のほとんどは溶連菌という細菌。

風邪や扁桃炎が治ってから2~3週間後に発症するのが特徴で、全身の倦怠感、顔や手足のむくみ、血圧が高くなる、血尿が出るなどの症状がある。

病気の進行が早く、頭痛や嘔吐のほか、意識障害や急性腎不全を起こす危険なケースもある。

処置の方法

むくみが強く、高血圧や血尿の症状が見られる時は、入院して治療を受ける。病院では安静を保ち、水分や塩分、たんぱく質を制限する食事療法や、薬物療法などの治療を行う。

大人に比べて、子どもの急性腎炎は慢性化するケースは少ないが、しばらくは慎重に経過を見ていく。