2月:雨水(うすい)
雨水って、なに?
雨水(うすい)は2月18、19日頃。二十四節気の一つで、この頃には空から降るものが雪から雨に変わり、降り積った雪も溶け始めます。
まだまだ寒い時期ですが、気候の変化に耳をすませてみると、「春一番」が吹いたり、ウグイスが鳴き始めるなど、春の息吹をそこかしこに感じるはず。こうして厳しい寒さが徐々に和らいでいきます。
「春一番」とはその年の立春から春分の間に初めて吹く南よりの強風のことです。
また、この日にお雛様を飾ると良縁に恵まれる、と言われています。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。
三寒四温って、なに?
雨水の頃になると「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉をよく耳にします。
これは3日くらい寒い日が続き、次の4日間くらい暖かくなるということ。この周期を繰り返しながら、冬が遠ざかり春が近づいてきます。
春のおしゃれも楽しみたくなりますが、急に寒さがぶり返すことが多く体調を崩しやすいシーズンなので油断大敵。風邪予防も怠りなく!