12月:大雪(たいせつ)
大雪って、なに?
大雪(たいせつ)は、12月7、8日頃。二十四節気の一つで、本格的な冬に突入するというお知らせです。
このころから衣服を貫くような北風が吹き、池の表面や水たまりも凍りやすくなります。動物たちも冬眠に入るシーズンです。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。 二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。 昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。
まめ知識
二十四節気の特徴などが的確に書かれているのが天明八年(1788年)に出版された「太陰暦」の解説書『暦便覧(こよみべんらん)』。
大雪については「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と表現されています。これは「山間部に降っていた雪が、いよいよ平野部にも降り出しますよ」という意味です。
暖房器具の点検や、セーターやコートなど、衣類の冬支度は完璧ですか?