10月:ハロウィン
ハロウィーンって、なに?
キリスト教では毎年11月1日が諸聖人を讃える祝日(=万聖節)ですが、ハロウィーンはこの前夜祭という意味。10月31日に行われる行事です。
アメリカではこの日、魔女やお化けの仮装をした子供たちが近所の家々を練り歩き、「お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ!」とねだります。戸口で応対に出た主婦たちはクッキーやキャンディなどをかわいいお化けたちに配ります。
こんな風景とカボチャの提灯でおなじみの「ハロウィーン」は、悪霊をはらい秋の収穫を祝う古代ケルト民族の祭が起源とされています。
気味の悪いカボチャ提灯やお化けの扮装は、悪霊を逆にびっくりさせて脅かそうという意図から始まったようです。
カボチャの提灯
ちょうどこの頃カボチャの収穫期なのと、悪霊をはらう目的でこわい顔の提灯(ちょうちん)をつくります。カボチャの中身をくりぬいて種をとりのぞき、三角の目や鼻、とんがった歯で大きくあけた口(ドクロのイメージ)をくりぬき、中にキャンドルを立ててできあがり。
これ1つあるだけで雰囲気がぐんと盛り上がりますよ。
魔女や妖怪になって
仮装のコスチュームもたくさん売っているけれど、ママのアイデアで小物を手作りしてもいいですね。魔女風のトンガリ帽子、ガイコツのお面、黒い布を肩になびかせてダースベーダー……。変装したら、みんなで怖~いおばけの話。
ハロウィンタウンで繰り広げられる映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や、ニッポンの大人気アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を観たり、本屋さんでちょっと怖いホラー絵本を探して読んでもいいですね。
ときには日常を離れ、友だちや親子で、ファンタジーの世界に遊んでみましょう。