7月:大暑(たいしょ)
大暑って、なに?
大暑(たいしょ)とは、二十四節気のひとつで本格的な夏の訪れを知らせる日。7月22、23日ごろです。蝉がいっせいに鳴きはじめ、太陽がじりじり照りつけ、暑さが最も厳しくなるシーズン。この時期は体力の消耗が激しくなるので、熱中症には十分注意を払いましょう。
外に出るときは帽子や日傘で、直射日光を必ずカットすること。外気と室内の寒暖の差も、風邪や体調不良を引き起こす要因となります。カーディガンなど、はおるものを携帯し、エアコンの冷気を上手にガードしましょう。
また、暑い日が続くと食欲もダウンするもの。夏バテを防ぐには、スパイシーな香りのメニューが効果的です。トウガラシ、カレー粉、ワサビ、ニンニク、ショウガ、からし、などを使いこなして、食欲を刺激して。でも、妊娠中や母乳育児中は、赤ちゃんのためにスパイスは控えめに使ってね。
また、暑いからといってかき氷やアイスコーヒー、アイスクリームなど体を冷やすものを多くとっていてはおなかもヘトヘトに!夏こそ栄養バランスを大切に!
熱中症とは
熱中症とは、暑さによって引き起こされる、様々な体の不調のことを言います。体温調節がうまくできない赤ちゃんは、暑さによる影響を受けやすいので注意が必要です。赤ちゃんとのお出かけは、できれば午前中や夕方など、涼しい時間帯を選びましょう。
ベビーカーは地面の熱の影響で、思ったよりも高温になりやすいのです。ドライブも油断禁物。エアコンがついていても、赤ちゃんはチャイルドシートに背中を密着させているので、汗をかきやすくなっています。どきどき様子を見ながら、水分補給してあげましょう。
また、窓からの陽射しの直撃も赤ちゃんにとってつらいもの。日よけ対策は万全に行いましょう。夏のドライブは30分~1時間を限度にしたいもの。短時間でも、車を離れるときは一緒に連れて行きましょう。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。