12月:大晦日
大晦日って、なに?
毎月の末日を晦日(みそか)といいますが、12月は一年の最終日だから大晦日(おおみそか)。昔は前日の30日までに新年の準備をすべて終えて、この日は心身を清めたあと、神社にこもり一晩中眠らずに、年神様を迎えました。
大晦日に早寝すると白髪やシワがふえるといった言い伝えは、年神様をお迎えしないで寝るのは失礼という考えから生まれたとか。
ふだんは早寝の子どもも、この日ばかりはちょっと特別。大人といっしょに夜更かしして、初詣に出かけたりしてもいいですね。
年神様を迎える行事
飾りつけ
お正月用の飾りつけ30日までに済ませましょう。31日に飾るのは、「一夜飾り」といってよくないといわれます。ぎりぎりになって慌しく準備するのは、神様に対して失礼、ということなのかもしれませんね。
除夜の鐘
一年の終わりを告げる除夜の鐘は百八つつきますが、百七つは年内につき終わり、最後のひとつを新年について、新年の挨拶をします。
年越しそば
そばは細くて長いので、寿命や伸長が伸びる、そばは新陳代謝をよくし、体内をきれいに保つ、などの理由で、大晦日に食べて新年を迎えるともいわれています。また、そばは切れやすいので、その年の災いや借金と縁を切るという意味で「縁切りそば」「年切りそば」「勘定そば」などと呼ばれるようになりました。