11月:立冬(りっとう)
立冬って、なに?
立冬(りっとう)は、11月7日頃。二十四節気の一つで、冬が始まりを告げる日です。
これからどんどん陽の光が弱まり、冷たい風が吹き始めて野山はすっかり冬枯れの景色となります。山間部では初雪の知らせを聞くのもこの頃。
出かけるときに肌寒いと感じたら必ずマフラーや上着を持って手かけるなど、防寒をしっかりと。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。 二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。 昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。
まめ知識
二十四節気の特徴などが的確に書かれているのが、江戸時代の太陽暦の解説書『暦便覧(こよみべんらん)』。
立冬については、「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆればなり」とあります。朝夕の冷え込みが本格的になって、寒さを実感し始めるという意味です。
冷えは女性の大敵! これからは衣類だけではなく、体を暖める食べ物、血行を促す入浴法や適度な運動など、冷えを防ぐテクニックを積極的に取り入れましょう。