11月:小雪(しょうせつ)
小雪って、なに?
小雪(しょうせつ)は、11月22、23日頃。これも「立冬」とおなじく二十四節気の一つで、このころから寒さがぐんと厳しくなります。
江戸時代の暦の解説書『暦便覧』には「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也」とありますが、これは「いちだんと厳しくなった冷え込みが雨を雪へと変える」という意味。
小雪が舞い始めるのもこの頃です。小動物は姿をかくして、冬眠を迎える準備を始めます。
いよいよ、本格的な冬。寒さに負けずに乗り切る準備を整えましょう。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。