10月:霜降(そうこう)
霜降って、なに?
霜降(そうこう)は、二十四節気のひとつで、文字通り霜が降りる季節を知らせる日。10月23、24日ごろです。
このころになると虫の音も次第に遠のき、北国では朝霜を見るなど、冬の訪れを予感させます。東北から中部地方にかけて紅葉シーズン真っ盛り!この日から立冬までの間に吹く冷たい北風を「木枯らし」と呼びます。
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。
まめ知識
「木枯らし」とは、10月半ばから11月末日頃までに吹く、最大風速8メートル以上の木の葉を落とすような強い風のこと。西高東低の冬型の気圧配置になった証拠です。
その年、最初に吹いた木枯らしを「木枯らし1号」と呼びます。ただしこれは東京と大阪の気象案内のみで使われている、冬の始まりを表す用語なので「木枯らし2号」はないそうです。天気予報で「木枯らし1号」を耳にしたら、冬はすぐそこ!暖房器具や冬物の衣類のチェックなど、寒さ対策を始めましょう。