10月:寒露(かんろ)
寒露って、なに?
寒露(かんろ)は、二十四節気のひとつで、本格的な秋の訪れを知らせる日。10月8日、9日ごろです。涼し気に感じていた草花の露が、このころから寒々とした印象になることから「寒露」と呼ばれています。
また、晩秋から初冬のころに降りる露のことを「寒露」と呼ぶこともあります。新米をはじめ、イモ、タマネギ、ニンジン、キノコなど多くの農作物が旬をむかえ、農家は収穫に忙しい時期。いよいよ「食欲の秋」到来ですね!
二十四節気って?
現代のカレンダーは、太陽を基準として作られた「太陽暦」が採用されていますが、江戸時代までは、月の満ち欠けを基準にして作られた「太陰太陽暦」を使っていました。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を24に区分けした節目の日。昔は農耕や生活の目安として活用されていましたが、今でも季節感を表す言葉として用いられています。
秋はなぜ空が高く感じるの?
秋は低気圧と高気圧が交互に日本付近を通るため、3~4日程度の間隔で天気が変化します。
低気圧がもたらす雨が大気中のちりを落とし、その後、高気圧が低温で乾燥した空気を運んでくるので、すみわたったさわやかな青空になるのです。おいしい空気を満喫しましょう!